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消化管グループ
炎症性腸疾患(IBD)
IBDには、潰瘍性大腸炎とクローン病の両疾患が含まれます。これらの診断や日常診療?治療において、内視鏡の役割は大きく、経験を積んだ医師が施行しています。
潰瘍性大腸炎においては、病気の活動性の評価だけでなく、発症から長期経過しておられる方においては、この疾患特有の大腸癌のリスクがあり、これらを早期発見することにおいても、下部消化管内視鏡が大きな役割を果たしています。
クローン病においては口腔から肛門までの全消化管に病変が出得るため、上下部内視鏡はもちろん、小腸の検索も重要です。このため当科では、カプセル?バルーン内視鏡等の小腸内視鏡検査も行っております。またクローン病で器質的狭窄を来した場合に、内視鏡的バルーン拡張術によって手術を回避し内科的に維持を図るなどの治療も行っております。